ブログ 歯の豆知識
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こんにちは。兵庫県伊丹市のヒカルノ歯科・矯正歯科 臨床歯周病学会 認定医の永原です。
「歯磨きのとき、歯茎から血が出ることがある」 「口臭が気になるけど、忙しくてなかなか歯医者に行けていない」 「歯周病と言われたことがあるが、痛みがないのでそのままにしている」
当院には、このようなお悩みを抱えたまま来院される患者様が多くいらっしゃいます。
歯周病(ししゅうびょう)は、日本人が歯を失う原因の第1位とされている病気です(※厚生労働省「歯科疾患実態調査」)。しかし、初期〜中期の段階では痛みがほとんどなく、「自分は大丈夫だろう」と見過ごされやすいのが特徴です。
この記事では、歯周病の症状・放置した場合のリスク・最新治療(ブルーラジカルを含む)について、伊丹市・兵庫エリアで歯周病治療を検討されている方に向けてわかりやすく解説します。
結論:歯周病は「痛みが出にくい病気」であるため、自覚症状が少ないまま進行するケースがほとんどです。
歯周病とは、歯を支える歯茎(歯肉)や骨(歯槽骨:しそうこつ)が細菌によって徐々に破壊されていく病気です。
よく見られる症状には以下のものがあります。
こうした症状が出る頃には、すでに歯周病がある程度進行していることが多いです。初期段階では「なんとなく歯茎がむずむずする」程度で、気づかないまま過ごしてしまう方も少なくありません。
歯周病が「沈黙の病気(サイレントディジーズ)」と呼ばれるのは、こうした自覚症状の乏しさが理由です。
結論:放置すると歯を支える骨が溶け続け、最終的には歯を失うリスクがあります。さらに、全身の健康にも影響することが研究で示されています。
歯周病の進行は段階的です。治療を受けずにいると、次のような流れで悪化します。
■歯周病の進行イメージ

歯を支える骨(歯槽骨)は、一度溶けてしまうと自然に元の状態に戻ることはありません。「痛みがないから大丈夫」という判断は危険です。
また、歯周病は口の中だけの問題ではなく、歯周病菌や炎症物質が血流を通じて全身に広がることで、さまざまな疾患との関連も指摘されています。
「歯だけの問題だから」と後回しにすることは、全身の健康リスクにつながる可能性があります。
結論:歯周病は「完全に根治する」というより、「進行を止めてコントロールしていく病気」です。ただし、適切な治療を受ければ症状の改善や歯の保存は十分に期待できます。
歯周病は一度治療しても、日頃のケアが不十分であれば再発します。また、すでに溶けてしまった骨が自然に戻ることはありません。
しかし、だからといって「治療しても無意味」ということはまったくありません。
治療によって期待できること:
重要なのは、「早く気づいて早く対処する」ことです。軽度〜中等度の段階であれば、治療とセルフケアの組み合わせで安定した状態を維持しやすくなります。
結論:初期治療はほとんどの場合、大きな痛みを伴いません。重度になると外科処置が必要になるケースもありますが、麻酔を使いながら対応します。
歯周病治療の基本的な流れは以下のとおりです。
① 検査・診断 歯周ポケットの深さ、出血の有無、レントゲンによる骨の状態を確認します。
② スケーリング(歯石除去) 歯と歯茎の境目についた歯石(しせき)や歯垢(しこう:プラーク)を専用の器具で除去します。歯石とは、磨き残した歯垢が唾液と結びついて固まったもので、歯ブラシでは取り除けません。
③ ルートプレーニング(歯根面の清掃) 歯周ポケットが深い場合は、歯の根の表面の汚染組織を除去します。麻酔を使って行うため、痛みを軽減できます。
④ 重度の場合は歯周外科も 骨が大きく失われている場合は、歯茎を切り開いて深部の歯石や感染組織を除去するフラップ手術が必要になることもあります。「もう手遅れかもしれない」と感じている方でも、まずは現在の状態を正確に把握することが大切です。
治療期間は進行度・患者様の状態によって異なりますが、目安として数カ月〜半年程度かかることが多く、重度の場合はさらに時間を要することもあります。
結論:ブルーラジカルは、薬剤と特定波長の光を組み合わせて歯周病菌にアプローチする、身体への負担が比較的少ない最新の歯周病治療です。
ブルーラジカルとは、特殊な薬液に特定波長の光(青色光)を照射することで活性酸素を発生させ、歯周病菌を不活化(働きを止める)する治療法です。
一般的に「光線力学的治療(PDT:Photodynamic Therapy)」と呼ばれる手法に分類されます。
従来の歯周病治療は、手作業による歯石除去や機械的な清掃が中心でした。ブルーラジカルはこれを補完する形で使用され、器具が届きにくい深い歯周ポケット内の細菌にもアプローチできる可能性があります。
ブルーラジカルはあくまで歯周病治療の手段のひとつであり、歯石除去や日常のブラッシングに代わるものではありません。歯周病の進行度や口腔内の状態によって適応かどうかが異なるため、まずは検査・診断を受けたうえで判断することが大切です。
歯周病は、痛みが出にくいまま進行する病気です。
こうした状態が続いているなら、それはすでに治療を始めるべきサインかもしれません。
歯周病は「完全に元通りにする」ことが難しい場合があっても、「進行を止めて歯を長く保つ」ことは十分に可能です。そして、その可能性は早く対処するほど高くなります。
「歯茎が気になっているけど、どこに相談すればいいかわからない」 「痛くないけど治療が必要なのか知りたい」 「ブルーラジカルについてもっと詳しく聞きたい」そんな疑問は、臨床歯周病学会認定医が治療を行うヒカルノ歯科・矯正歯科にご相談ください。




ヒカルノ歯科・矯正歯科
院長:永原 光
・日本臨床歯周病学会 認定医 他多数

ヒカルノ歯科では、コミュニケーションを大切にし、来院後すぐに治療を行うのではなく、まずはお悩みやご希望を丁寧にお伺いします。
治療の選択肢やメリット・デメリットをわかりやすくご説明し、患者さまと一緒に治療方針を決めていきます。
不安や疑問をしっかり解消し、安心して治療に進んでいただけるよう努めています。
矯正・インプラント・歯周病治療・ホワイトニングなど幅広い診療に対応し、お口全体を見据えたご提案を行います。
最新機器を用いた歯周病治療から、失った歯の回復まで一貫してサポートいたします。
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