予防を前提とした
当院の診療
PREVENTION
ご家庭やお仕事のご都合などで、時間がとりにくく治療のみをご希望される方には、ご希望に沿うことができない可能性がある為、必ず以下内容をご確認の上、ご来院をご検討下さい。
当院では、
長期に渡る良好なお口の環境を
回復維持させる為に、
MTMという以下のような形式を
とっております。
初診時に、痛みなど緊急性を要する症状がある場合は、
先にそちらの対応処置を優先して行います。
その上で、以下の内容を実施致します。
個々のリスクに応じた
予防歯科治療で
虫歯や歯周病になりにくい
口腔環境をつくることが
できます。
歯科先進国であるスウェーデンが発祥の
MTMは、高い臨床結果を出しています。
この絵を見て、どこかおかしいなと感じませんか?
水道の蛇口からは大量のお水が出ているのに、必死に床を拭いている人がいます。こんなことをしていても、蛇口からのお水を止めない限り、ずっと床を拭き続けなくてはなりません。
この絵をお口の中に置き換えると、むし歯や歯周病の原因を探さずに何度も治療を繰り返しているという状態だと言えます。痛みがあるところだけ、気になるところだけを治療しても、原因を改善しなければ治療を一生繰り返すことになってしまうのです。
メディカルトリートメントモデルは、虫歯や歯周病の原因を可能な限り取り除き、治療を繰り返さないことを目的にしています。
お口の中を様々な角度から撮影し、現在の見た目を記録します。初回以降も定期的に記録し、変化を確認できるようにします。
詳細にレントゲン撮影を行い、表面には見えない歯の内部の状態を把握します。
全ての歯の歯周病の進行状態を検査します。同時に歯の揺れや、プラーク(歯垢)の付着具合もチェックします。
食生活のアンケートをご記入いただいて、虫歯のリスクを調べます。
プラーク(歯垢)が付着している箇所が赤く染まる薬剤を使って染め出しをし、写真を撮影します。
口腔内には多くの虫歯・歯周病菌が住んでいます。多くの菌がいる状態を改善せずに治療を行うことで、例え良い治療をしても数年後に再発し、再治療を繰り返すことになってしまいます。 『1本の歯に対して5回再治療を行うと、歯のダメージは大きくなり、その歯は抜かなくてはならなくなる(sheiham,1994)』と言われています。
当院では、治療の繰り返しを防ぐために、歯に痛みがある状態でない限り、歯を削る治療は原因が改善されてから行います。『なぜ虫歯になるのか』『なぜ歯周病になるのか』しっかりと原因をつきとめて一人ひとりの患者様に適した予防プログラムや治療をご提供いたします。
お口の中の虫歯や歯周病のリスクが判明したら、患者様ご自身と担当歯科医師・担当衛生士との間でしっかりと結果を共有します。
その後、必要に応じて口腔内の専門的な清掃を行い、お家でのホームケアについても指導をいたします。
お口の内の菌の数を極力少ない状態にします。
菌の量が少なくなれば、患者様それぞれのリスクに応じた治療をおこなっていきます。
初診 約60分
まずはじめに問診票の記入をして頂きましたら、カウンセリングルームにてより詳しく問診を取らせて頂きます。
あわせまして、当院での治療の流れや考え方などのご説明をさせて頂いています。 全てのご説明が終わりました後、レントゲン撮影、お口の中のリスクをみるための唾液検査(サリバテスト)、口腔内写真検査、歯周病精密検査を行います。強い痛みがあったり、すぐに治療が必要な歯がありましたらこの時点で即時対応を行います。各検査の資料が整いましたら、患者様の口腔内の健康をサポート致します担当歯科衛生士をご紹介致します。担当の歯科衛生士より今後の治療に関するご説明と各種資料用のプリントをお渡しして初回の診察が終わりとなります。
初期治療の開始
来院2日目には、初診時の検査結果をまとめた資料とともに患者様の現在のお口の中の状態とリスクのご説明を行います。
「歯を磨いていても虫歯がなぜできてしまうのか」「その原因は何なのか」「どうやったらその状態を改善できるのか」「歯周病の進行程度はどうなのか」などをご説明しています。
唾液検査(サリバテスト)の結果からご自身の口の中の虫歯に関するリスクを詳しく知ることができます。
虫歯の原因菌が多くて虫歯になるのか、または、歯を守る唾液に力が弱いから虫歯になるのかもしくは、また別の理由によるのか、それによって正しい予防の仕方が変わってきます。合わせて、歯磨き方をチェックしてどの部分がうまく磨けていないのかを確認していきます。それと合わせて歯磨きのみでは落とすことができない汚れや歯石などを丁寧に取り除いていきます。
歯の表面に汚れが付着しにくくすることを目的としています。
来院3日目以降
約45~60分程度
歯周病の進行状況に応じて1~6回程度の初期治療を行っていきます。
これまでのデータを考慮して、患者さんご自身の歯周病の原因となっているものをはっきりとさせ、歯周病の発症・進行のメカニズムにつきましてもご説明させて頂いた上で、歯茎の中に付着している歯周病の原因を1歯ずつ細かく取り除いていき、洗浄・消毒を行っていきます。
また、お一人お一人に最も適した予防プログラムをお伝えします。この段階での治療は、とても繊細な感覚と技術を必要とする治療になりますので歯周病の進行が進んでいるほど時間がかかります。
再評価 約45分
一連の初期治療が終わりましたら、歯茎の治癒を待った後に再度 検査を行い、改善の程度を評価していきます。この時点での検査で、歯周病がコントロールされている状態であればその後の治療に進んでいきます。
もし、この時点で歯周病の炎症が強く残るような歯がありましたら、再度の歯周病治療が必要か・もしくは別の治療方法を選択した方が良いのかを相談していきます。同時にご自身での歯磨きがしっかり行なって頂けているかも確認していきます。
治療終了後最終チェック
全ての治療が終わりましたら、治療前と現在のお口の中の変化を評価。
その結果を治療前後の写真やデータをグラフ化したものを使用してご説明していきます。ご自身の現在の状況を確認して頂いたあと、今後の予防プログラムについてご案内致します。
メンテナンス
定期的なメンテナンスを行うことで、将来に渡る歯の喪失率を大きく引き下げることができるという事は医学的根拠に基づいて証明されています。
専門的な清掃を行うことで虫歯や歯周病の原因となっているバイオフィルムを取り除き、フッ素を塗る事で歯と歯根の抵抗性を上げていきます。
メンテナンスの間隔は、歯周病の進行程度や本人の歯ブラシの出来具合によって変わってきます。一般的には3~4ヶ月程度です。
まずは歯周病治療をはじめる前に、知っておきたい3つのポイントをおさえておきましょう。
当院では、治療を行う前に歯科衛生士による初期治療という段階があります。
さまざまな検査の結果を踏まえて『なぜ虫歯ができたのか』『どうすれば虫歯にならないようにできるのか』『歯周病の進行具合はどの程度なのか』『歯周病はどのように発症するのか』ということを詳しく説明していきます。
現状を把握して頂いた上で、歯の磨き方やご自宅でのケアの回数・時間などを確認し、歯を綺麗に磨けるようご提案いたします。
また、歯磨きのみでは落とすことができない汚れや歯石などを専用の機械で丁寧に取り除いていきます。これによって歯の表面に汚れが付着しにくくなります。
患者様ご自身の歯周病の進行状態に応じて、歯茎の中に付着している歯周病の原因を1歯ずつ細かく取り除いていきます。
この段階での治療は、とても繊細な感覚と技術を必要とする治療になりますので歯周病の進行が進んでいるほど時間がかかります。
歯を失うのは、老化が原因
ではありません。
適切な予防歯科治療は、
歯を失う本数を大幅に減らす
ことを可能にします。
定期メンテナンスでは専門的なクリーニングを行うことで虫歯や歯周病の原因となっているバイオフィルム(細菌の塊)を取り除き、フッ素を塗る事で歯質を強化してむし歯への抵抗性を高めます。
減少した病原菌は約3ヵ月で元に戻ると言われています。
そのため、定期的なメンテナンスで菌数が増えないようにコントロールしていく必要があります。
3ヵ月に1度、メンテナンスを行っている場合、ご来院頂いてクリーニングや指導を行えるのは、1年間(365日)のうち4日だけです。そのため、日頃からホームケアに力を入れて頂くことで、むし歯や歯周病を予防できる可能性が格段に上がります。
お一人ひとりに合わせたホームケアを歯科衛生士が提案・指導させて頂きます。ホームケアを上手に行うことで、より完璧に予防ができるようにしていきましょう。
一度抜けてしまった歯はもう2度と戻ってきません。
抜けないだろうと思っていた人が味わう後悔は拭いきれません。だからこそ、MTMで定期メンテナンスをしていきましょう。
歯はきちんと磨いていても本当の原因を知らなければ、抜けてしまうからです。
予防することがあなたの歯を救います。
あなたの大切な歯・笑顔を守るのは、あなた自身の行動なのです。
歯周病は歯周病菌が原因で起こる病気ですが、そのほかに病状を悪化させてしまう様々な危険因子(リスクファクター)が存在しています。
Q1治療した歯から悪くなる。なんで?
A1そもそもむし歯ができるに至った原因が、きちんと取り除けているのかということが大事になります。それが取り除けていないのであれば、適切なメインテナンスをしなければ、再発のリスクは高まります。
Q2フッ素って本当に良いの?
A2フッ素は歯のむし歯に対する抵抗性を高めるために非常に重要なものになります。その有効性は海外を中心にはっきりと証明されています。適切な主要方法を守って使用していただければ、身体に害があることはありません。
Q3銀歯の下のむし歯、歯科医院でも分からないことがあるのですか?
A3むし歯を確認するときには実際のお口の中での確認とレントゲンを使って確認をしますが、被せ物の中はレントゲン上には写ってこないので、確認しにくい場合もあります。但し、殆どの場合は、お口のなかで確認した段階で、異常を見つけることが可能です。
Q4唾液が多い方が、むし歯・歯周病になりにくいのですか?
A4唾液が多い方の方がむし歯になる可能性は低い傾向にあります。唾液の成分、菌、エナメル質のむし歯に対する抵抗性、食生活などが複合して、むし歯を引き起こすので、一概に唾液が多いからといってむし歯ができにくいというわけでもありません。
Q5砂糖を減らすと、むし歯の予防になりますか?
A5砂糖だけではなく、糖質全般がむし歯を引き起こす菌の活動源になるので、砂糖を減らすことはむし歯をつくらせないことには肯定的に働きます。ただ、1回の砂糖の摂取量よりも1日の中でお口のなかに糖質を摂取する回数をコントロールする方が重要です。
Q6普通の歯ブラシと、電動歯ブラシ・音波歯ブラシ、どれが良いの?
A6学術的には、超音波歯ブラシは普通の歯ブラシよりも汚れを落とす効果は高いとされている。但し、超音波のブラシをつかって汚れを落とす技術(技術力)は必要です。それがなければ普通の歯ブラシと大差はありません。
Q7銀歯の下のむし歯を予防したい。どのようにすれば良いですか?
A7予防策はありません。良い治療を早く受けてください。精度の高い治療を最初に受けることが最大の予防です。
Q8セラミックや白い歯を入れれば、むし歯には絶対にならないの?
A8いいえ。そのようなことはありません。確かにむし歯にはなりにくくなります。むし歯の原因は、砂糖や生活習慣です。そこを改善することがむし歯予防の一番大切なところです。
Q9お菓子が大好きです。むし歯にならないためには、どうしたら良いでしょうか?
A9お菓子を食べていただくのは良いですが、長い時間をかけて、だらだら食べるようなことはせず、決められた時間、1日の中で1~2回の間食にとどめておくのが好ましいです。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00~13:00 | ● | ● | ● | / | ● | ● |
15:00~18:30 | ● | ● | ● | / | ● | ● |
【休診日】木曜日、日曜日、祝祭日