伊丹市 歯医者 ヒカルノ歯科・矯正歯科

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 そもそもインプラントとは?入れ歯・ブリッジとの違いをやさしく解説 
2025-09-27 カテゴリ:未分類

監修:医療法人ヒカルノ歯科・矯正歯科 院長/臨床歯周病学会認定医 永原 光 

こんにちは。伊丹市の歯医者 ヒカルノ歯科の院長 永原です。 

「インプラントってどんな治療?」「入れ歯やブリッジと何が違うの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、自然な見た目としっかり噛める機能を再現する治療法です。 

今回は、インプラントの基本的な仕組みと、他の治療法との違いについて、わかりやすくご紹介します。 

【インプラントとは?どんな仕組みの治療?】 

インプラント治療とは、歯を失った部分のあごの骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける方法です。チタン製のインプラント体は骨としっかり結合し、まるで自分の歯のように安定して噛めるのが特長です。 

治療では、まず歯ぐきを開いて骨の中にインプラント体を埋入し、数ヶ月の治癒期間を経て骨と結合するのを待ちます。その後、人工の歯を装着して噛む機能と見た目を回復させます。あごの骨にしっかり固定されることで、食事や会話の際にもずれたり外れたりする心配が少なく、快適に使用できます。 

見た目も自然で、笑ったときや話すときに人工歯であることがほとんど気づかれません。また、ブリッジのように両隣の健康な歯を削る必要がなく、他の歯に負担をかけにくいのも大きなメリットです。 

従来は「入れ歯」や「ブリッジ」が主な選択肢とされてきましたが、インプラントはそれらと並ぶ「第3の選択肢」として、多くの方に選ばれるようになってきました。見た目・機能性・快適さを重視したい方にとって、検討する価値のある治療法です。 

【入れ歯・ブリッジ・インプラントの違いとは?】 

・入れ歯 入れ歯は、歯を失った部分に人工の歯を取り付ける、取り外し式の装置です。保険診療で対応しやすく、比較的費用を抑えられるのがメリットです。装着や取り外しに慣れるまでに時間がかかることもありますが、手軽に使える治療法として長く選ばれています。ただし、あごの骨が次第にやせてしまい、合わなくなってくるケースもあります。 

・ブリッジ ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って支柱にし、連結した人工の歯をかぶせて補う方法です。見た目が自然で治療期間も比較的短く、固定式のため安定感があります。ただし、健康な歯を削る必要があり、将来的に支えの歯に負担がかかることがあります。すでに隣の歯が被せ物になっている場合などには、適していることもあります。 

・インプラント インプラントは、あごの骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。隣の歯を削らずに済み、噛む力が骨に直接伝わるため、あごの骨がやせにくいとされています。見た目も機能も自然に近く、長期的な満足度の高い治療法です。外科的処置が必要なことや、治療期間・費用の面で負担がある点は事前に確認が必要です。 

治療法の選び方は、お口の状態や全身の健康状態、生活スタイルなどによって異なります。詳しい治療法の選び方のポイントは次の章で解説します。 

【どの治療法が自分に向いている?選び方のポイント】 

歯を失ったときの治療法には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、どの方法が適しているかはお口の状態だけでなく、ライフスタイルやご希望によっても変わってきます。 

◎入れ歯が向いている方 手術を避けたい方や、比較的費用を抑えて短期間で治療を進めたい方には、入れ歯という選択肢もあります。保険診療で対応できるケースが多く、取り外してお手入れできる点も魅力です。 

一方で、装着時の違和感や安定性に不安を感じる方もいます。使い続けるうちにあごの骨がやせてしまい、徐々に合わなくなることもあるため、定期的な調整が必要です。 

◎ブリッジが向いている方 両隣の歯がすでに被せ物になっている場合や、外科的な処置が難しい方には、ブリッジが適していることもあります。治療期間が比較的短く、固定式で使いやすいというメリットがありますが、支えにする歯を削る必要があるため、健康な歯への負担がかかる点は考慮が必要です。 

◎インプラントが向いている方 周囲の歯を削らずに治療を行いたい方や、しっかり噛める状態を長く維持したい方には、インプラントがおすすめです。あごの骨に人工歯根を埋め込むため、天然の歯に近い噛み心地が得られ、見た目も自然です。 

また、力が骨に直接加わることで、あごの骨がやせにくいとされており、長期的な安定性や快適性を求める方に適しています。ただし、外科処置が必要なため、骨の状態や全身の健康状態によっては、治療が難しい場合もあります。 

このように、どの治療が最適かは一人ひとり異なります。当院では、お口全体の状態やご希望を丁寧にうかがいながら、患者様にとって無理のない、納得いただける治療方法をご提案しています。 

【入れ歯・ブリッジ・インプラントに関するよくある質問】 

Q. それぞれの治療法には、どんな違いがありますか? 

どの治療も、歯を失った部分を補う方法ですが、それぞれ特徴が異なります。入れ歯は着脱式で、保険適用の選択肢もありますが、違和感が出やすいことがあります。ブリッジは周囲の歯を削って支えにする必要があり、長期的には健康な歯への負担が懸念されます。インプラントは顎

の骨に人工歯根を埋め込むため安定性に優れ、自然な噛み心地が得られますが、手術や治療期間が必要です。 

Q. インプラントは誰でも受けられますか? 

骨の状態や全身の健康状態によっては、すぐに治療できない場合があります。特に骨量が不足している場合は、骨造成などの処置が必要になることもあります。当院では、治療前に精密な検査を行い、他院でインプラントができないと断られた方でも対応いたします。 

Q. 見た目の自然さで選ぶなら、どれが良いですか? 

審美性を重視する方には、インプラントがもっとも自然に見える仕上がりが期待できます。特にセラミックなどの素材を使用することで、周囲の歯となじむ色や形に仕上げることができます。 

Q. どの治療が長持ちしますか? 

適切なケアを行えば、インプラントは10年以上持つケースが多く、長期的な安定性が高いのが特長です。ただし、定期的なメンテナンスが欠かせません。ブリッジや入れ歯も、状態に応じて調整や作り直しが必要になる場合があります。 

【まとめ】 

入れ歯・ブリッジ・インプラントは、いずれも歯を失ったときに機能や見た目を回復するための治療方法です。それぞれに特長や向き・不向きがあり、生活スタイルやお口の状態に合わせて選択することが大切です。 

たとえば、取り外し式で比較的費用を抑えられる入れ歯、隣の歯を支えにするブリッジ、自立した構造で自然な噛み心地が得られるインプラント――どの方法にも利点がありますが、長く快適に使うためには、事前の十分な説明と専門的な診査が欠かせません。 

ヒカルノ歯科・矯正歯科では、伊丹市の皆様に安心して治療を選んでいただけるよう、それぞれの治療法の違いやメリット・注意点を丁寧にご説明し、一人ひとりに合ったご提案を心がけています。 

「どれを選べばいいかわからない」などと迷われた際には、まずはお気軽にご相談ください。 

診療時間
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